MEMBER’S VOICE

キャリア迷子で「正解」を求め続けた私が、あえて“正解のない環境”FUSIONと出会うまで

テレビの制作会社でのアシスタントディレクターとして働き始めたところから、学校事務、法人営業、営業事務、総務など多様な職種を経て人事の道へと進んだ今永さん。何度か転職を重ねる中で自分に合う働き方の軸をつかみ、FUSIONへの入社を決めました

現在は、中途・新卒採用に加えて教育体系づくりにも携わり、組織の成長を支える役割を担っています。

数々の会社を経験してきたからこそ見えてきた価値観とは何か。そして、なぜFUSIONを選び、生き生きと働けているのか。お話を伺いました。

今永若菜(いまなが わかな)
テレビの制作会社で情報番組のアシスタントディレクターとしてキャリアを開始し、のちにディレクターとして番組制作に携わる。結婚を機に退職し、専業主婦期間を経て、小学校や大学の学校事務職に従事。その後、紅茶メーカーで法人営業を担当し、以降はベンチャー企業を中心に、営業事務や人事・労務・財務などのバックオフィス業務を経験。これらの経験を経て、人事として複数社で採用や組織づくりを担当。現在はFUSIONの人事として中途・新卒採用、研修や教育体系の設計に取り組む。

遠回りをして気づいた、自分に合う環境と人事の面白さ

―これまで複数の会社で幅広い職種を経験されてきたという今永さん。どのようにキャリアを選択し、歩んでこられたのでしょうか。

今振り返ると、4社目の紅茶メーカーを退職するまでは仕事選びの軸が定まりきっていなかったと思います。

社会人として最初に入社したのはテレビの制作会社です。テレビが好きだったことからこの道を選び、アシスタントディレクターとして働いていました。ただ、働き方は長時間労働や昼夜逆転が当たり前で、ワークライフバランスとはほど遠い環境でした。入社2年目に結婚したことから家庭との両立が難しいと感じて退職しました。

そこからは、「定時できちんと帰れて、家庭と両立できるかどうか」を基準に仕事を選ぶように。両親が教師だったこともあり、その後は小学校の経理事務や大学の教務事務を経験しました。

学校事務の職場は定時で帰れて、家庭との両立はとてもしやすかったです。一方で、自分の成果が見えづらく、個人の色が前面に出るような環境ではなかったため、「私がやる意味はあるのだろうか」と感じるようになってしまって……。

そこで、「数字で成果が見える仕事=営業職」のイメージがあったのと、もともと紅茶が好きだったこともあって、紅茶メーカーの法人営業職に転職しました。

――この会社を退職するまでは軸が定まっていなかったとのことですが、方向性が見えてきた経緯を教えてください。

紅茶メーカーで働いていた頃、交通事故に遭って少し怪我をしたことがあり、それがキャリアを見つめ直すきっかけになりました。

事故に遭ったのは、深夜まで残業した帰り道のことでした。

幸い、命に別状はなかったのですが、家族からは「そもそも、なぜそんな時間まで働いていたのか」と注意を受けました。自分自身、色々と反省することもあり「働き方について一度じっくり見つめ直そう」と考え、リセットする意味で会社も退職しました。

そして、退職後すぐに転職エージェントに相談したところ「安定した環境よりも変化の大きい環境のほうが合っているのでは」と助言をもらったんです。加えて、「スタートアップやベンチャー企業には柔軟な働き方ができる会社や、子育て中の若い社員が活躍している会社も多い」と教えてもらいました。

エージェントの言葉をもとに転職活動を行い、次は初めてベンチャー企業に入社したのですが、そこで働く中で「ベンチャーの環境がこんなに自分に合うとは」と驚きました。スピード感があり、正解のない中で模索する刺激的な環境が性に合って。これまでにないほどしっくりきたんです。

その後いくつかのベンチャー企業を経験する中で、人事の仕事にも出会いました。

総務などのバックオフィス担当として入社したITベンチャー企業で、人員が少なかったため、人事・労務・総務・財務と幅広い業務を担うことになったのがきっかけです。

会社では採用が急務だったこともあり、私は未経験ながら入社してすぐに採用業務を任されました。

ただ、社内には人事経験のある先輩がおらず、丁寧に教えてもらえる状況ではありませんでした。

――ここで、人事のお仕事に出会ったんですね。未経験で先輩もおらず、不安も大きかったと思います。「できない」「やりたくない」とは思いませんでしたか?

それは思わなかったです。新卒で入ったテレビの制作会社では、ディレクターの指示は絶対で、断るという選択肢自体がなかったんですよね。何か依頼されたら答えは「Yes」か「はい」しかない。その感覚が20年経った今も染みついていたので、まずは目の前の状況を受け入れて、どうやったら実現できるかを考える。それが自分のやり方になっていました。

それに、私は初めてのことにあまり抵抗がなく、むしろワクワクするタイプで。未経験のことでも試行錯誤しながら何とかしてきた場面が多かったんです。

転職回数が多い分、特定の分野のエキスパートでも、分かりやすい肩書きがあるわけでもないというコンプレックスもありました。ですが、ある時期からそれに開き直るようになったんです。「人事だけどイベントもやって」と言われれば引き受ける。自分は何者でもないからこそ、肩書きにとらわれず「任された仕事は、何でもやってみる」。そういうスタンスになりましたね。

――人事の仕事を担当してみて、実際にいかがでしたか?

初めて面接を担当してみると、とても面白かったんです。応募者の人生観や考え方を探っていく中で、自分にはなかった視点に触れられることが新鮮で面白く、人事という仕事に惹かれるきっかけになりました。

その後、私が楽しそうに取り組んでいる様子を見た上司から「人事をもう少し突き詰めてみたら?」と言ってもらい、バックオフィスの中でも人事の仕事をメインに任せてもらえるように。採用以外のオンボーディング企画やコンディションチェックなどの業務も経験しました。人事という仕事が私にとって心からやりがいを持てるものだと気づきました。

当時の会社では採用が中心でしたが、次第にもっと教育や評価にも関わってみたいと思うようになり、そこから複数のベンチャーで人事として経験を積んでいきました。

仕事は子育てに似ている。会社の成長をともに喜び合う幸せ

――現在はFUSIONで人事として中途・新卒の採用業務全般や、新卒向けの教育体系の設計などを担当しているとのことですが、FUSIONに入社した理由を詳しく教えてください。

大きく、三つの理由があります。

一つ目に、FUSIONの執行役員兼コーポレート局長を務める川端の存在です。

FUSIONの前に働いていた会社までは、人事に精通した方がほとんどいませんでした。採用から制度づくりまで幅広く対応していましたが、施策の評価基準も十分ではなく、自分の進め方に確信を持ちづらい場面が多かったんです。

だからこそ、人事として成長するためには「確かな知見を持つ人と働く必要がある」と感じ始めていました。人事としての学びを深めるため、社外の人事担当者が集まるコミュニティやイベントなどに参加していたのですが、そこで川端と出会いました。

川端は、未経験で人事部を立ち上げ、そこから上場企業・スタートアップ・ベンチャーなどさまざまな会社で組織づくりを担ってきました。川端から話を聞く中で、行動力と知識の深さがこれまで出会ってきた方の中でも群を抜いていると感じたんです。映像関係の仕事から人事に挑戦したという点でも私と重なる部分があり、「川端がいる会社で、もう一段成長してみたい」と思いました。

二つ目は、変化の真っ只中にある今のFUSIONの環境に身を置き、挑戦したいと思ったからです。私が入社したのは、ちょうどノバセルグループへジョインした直後で、PMIの最中でした。整いきった環境より、多少カオスでやるべきことが多い状況のほうが自分に合っていると感じていたことに加え、PMIの過程にある会社で働くのは初めてだったので、FUSIONの環境が魅力的に映りました。

最後に、働く仲間の顔ぶれにも惹かれました。パッションあふれる若手と、他業界・他社で豊富な経験を積んだミドル層がバランスよく在籍していると聞き、前へ進む力と確かなスキルが共存する環境で、刺激を与え合いながら働けると思ったんです。

――実際に働いてみて気づいたFUSIONの魅力があれば教えてください。

FUSIONでは、役職や役割に関係なく力を合わせて会社や人の成長を支え、成果が出た時にはみんなで喜び合える環境があると感じています。

少し話がそれますが、私は2人の子どもの母で、下の子はまだ2歳です。昨日できなかったことが今日できるようになる瞬間に立ち会うたび、嬉しさを家族と共有したり、日々子どもの成長する姿から刺激を受けています。私は仕事でも、そうした「誰かの変化や成長を一緒に喜べる瞬間」を大切にしたいんですよね。

FUSIONはメンバーの数が約50名と大きすぎない規模であるため、一人ひとりの成長や会社の変化をすぐ近くで感じられますし、会社が大きくなっていくときも苦しい局面にあるときも、仲間と同じ景色を見ながら一緒に前へ進んでいける。そこに、充実感を感じています。

――これまでの転職では、子育てや家庭とのバランスも重視されてきたと思います。FUSIONは、お子さんがいても仕事と両立しやすい環境であると感じますか?

現状の働き方としては、週4日出社・週1日リモートが基本で、会社にはフレックス制度もあります。フルリモートと比べると出社日数は多いですが、出社を前向きに捉えられる方には合う環境だと思いますね。

制度によって自動的に守られるというより、「自分で働き方のバランスを調整しながら成果に向き合う」という感覚に近いです。

正直、人事制度や福利厚生はスタートアップであることもあり、大手ほど整っているとは言えません。ただ、近年はミドル層の入社が増え、家庭を持つ方や小さなお子さんがいる社員も多くなっています。どんな家庭環境の方でも働き続けられるように、人事としても2児の母としても、今後は働きやすい制度づくりにさらに力を入れていきたいです。

ゾクゾクするような未来へ。先の読めない今、変化を楽しんで

――最後に、入社を考えている方へメッセージをお願いします。

今のFUSIONは、ノバセルへのグループインを経て、大きく変わろうとしている最中です。整っていない部分も多くありますが、私はそこに大きな面白さを感じています。

正解はない。決まっていない。だからこそ、自分たちの手で形をつくり、もがいた先にしか見えない景色があります。「NEW ANSWER COMPANY」という会社のタグラインもありますが、先を読めない今だからこそ決まった答えを当てに行くのではなく、自分たちで答えをつくり出そうとする。そういった積極的な姿勢を持つことが、FUSIONで働くためには必要です。

かつては私も「与えられた仕事だけを淡々とこなしたい」「変化の少ない環境で働き続けたい」と思っていた時期がありました。ただ、そういった方にはFUSIONの環境は合わないかもしれません。

変化を恐れず、組織とともに“新しい答え”を形づくりたい方と、ゾクゾクするような未来を一緒につくっていけたら嬉しいです。

(取材・執筆=朝川真帆(@lovely_knot162)/撮影=宮澤あみ)