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広告制作会社代表がFUSION社員に。「この年齢で挑戦できる、今の環境が幸せ」語る理由

CM制作会社、新聞社、広告代理店を経て広告制作会社を立ち上げ、約10年以上にわたり代表として広告制作に携わってきた嶋田守雄さん。長年経営してきた自らの会社を後進に引き継ぎ、FUSIONへ入社しました。

25年以上広告のクリエイティブに向き合ってきたベテランクリエイター兼経営者が、再び会社員として新たな挑戦へ。FUSIONという場を選んだ理由を伺いました。

嶋田守雄(しまだ もりお)

CM制作会社、新聞社、広告代理店グループを経て広告制作会社を設立。その後FUSIONに入社。コピーライター・クリエイティブディレクターとして25年間、広告制作に携わる。現在はダイレクトクリエイティブ局のプランナーとして、獲得系のバナー広告やSNS動画広告を制作。

発注してもらった重みを受け止め、価値で応え続ける

ー25年以上広告制作に携わってきた嶋田さん。これまでのキャリアについて教えてください。

CMが好きだったのと、文章を書くことやアイデアを出すことが得意だったので、広告業界、中でもCM制作の仕事を学生時代から目指していました。

ただ、大学を卒業した頃は就職氷河期だったこともあり、広告代理店の正社員にはなかなか受からなかったんです。なんとか滑り込めたのが、大手CM制作会社の契約スタッフでした。CM撮影の段取りなどを組むなど、テレビ番組制作でいうADのような立ち位置です。

次は広告のアイデアを考える側の仕事がしたいと思い、広告制作が行える新聞社の出版局に契約社員として入社しました。そこでは、自社が発行する雑誌に掲載する広告を制作していました。 自分のアイデアや考えを存分に生かせるのが楽しくて楽しくて、当時は四六時中、仕事に没頭していましたね。

会社からもその働きぶりを評価してもらい、契約社員から正社員にもしていただきました。ですが、自分自身もともと広告クリエイティブにトータルに関われる広告代理店のクリエイティブディレクターに興味があったので、2年半そこで勤務したのちに退職し、次に念願だった広告代理店へ入社しました。

ー広告代理店に入社してからは、どのようなお仕事をされていたのでしょうか。

CM制作会社では動画、新聞社では紙面とそれぞれ媒体が限られていたのですが、広告代理店に入るとその両方を手がけることができました。しかも、クライアントのかなり深いところまで入り込んで仕事ができるんです。

ただ綺麗でかっこいいものをつくるのではなく、マーケティングやターゲット分析も行いながら、「商品が市場でどう受け止められると理想なのか」まで踏まえて広告を制作していました。一つの会社を長年担当して、並走するような形で仕事をしていましたね。

ただ、当時は全社的な業績の低迷もあり、早期退職の募集があったので「一度自分でやってみようか」と思い、入社3年目で退職してフリーランスになりました。

請け負う仕事の規模もそれから徐々に大きくなり、独立から3年ほどで会社を立ち上げました。大きな会社ではありませんでしたが、少数精鋭のチームで約10年以上、代表として現場にも入りながらマネジメントも行っていました。

ー代表を経験されてから、仕事で意識するようになったことはありますか?

代表を経験してから、「案件を発注していただくことの重み」をより強く意識するようになりました。以前から意識はしていましたが、代表という立場を経験したことで、その意味をより深く理解するようになったと感じています。

一つの案件が終われば、次の依頼があるとは限りません。納得いただけなければ、制作会社を変えるのが最も簡単な方法でもありますからね。

私は、広告代理店時代から会社を経営していた頃まで、大手の化粧品・健康食品会社の広告制作を15年以上担当させていただきました。それだけ長く関わっていても、発注していただけることが当たり前だと感じたことは一度もありません。発注していただいたということは、他の会社に任せられた可能性を捨てて自分たちを選んでもらったということ。その責任を背負い、結果で応えることを常に意識しています。

広告制作そのものだけでなく、対応においても価値を感じていただくこと。たとえば、一つの案件に対して他の人が一案だけ出すのであれば、自分は3案以上用意するなど、お客様が選びやすい形になるよう心がけてきました。

また、どんなに小さな案件でも「依頼されたものを作るだけ」では終わらせません。金券を作る案件であれば金券だけでなく、それを入れる封筒のデザインも提案する。常に、もう一歩できることがないかを考えてきましたね。

「大変なこともあるが、今が幸せ」FUSIONを選んだ理由

ー代表として約10年活躍されたのちにFUSIONへ入社したとのことですが、再び会社員として働こうと思ったきっかけをお伺いしたいです。

きっかけは、コロナでした。大元で発注してくれていた広告代理店の都合もあり、業務が内製化されるようになったんです。加えて、広告の主流がデジタルシフトしていったことも大きな理由でした。制作者としてこの先を考えたときに、これまでメインで行っていたグラフィックをやっていくよりも、時代の最前線にあるデジタル広告に関わっていきたいと思ったんです。

ただ、デジタルの分野を自分の会社の中で取り入れるだけでは限界があるとも感じていました。デジタル広告に精通した会社に身を置き、仲間と切磋琢磨しながら経験を積む必要があると考えたんです。

そこで代表退陣を決意し、残っていた社員に自分の会社を引き継いで会社員に戻ることにしました。

ー数多くの会社がある中で、なぜFUSIONに?

代表の前田自身がクリエイターということもあり、クリエイティブを大切にする文化が根付いていると感じました。前田のクリエイティブに対するこだわりの強さも印象的でしたね。
また、FUSIONはデジタル広告に強みを持つだけではありません。ノバセルにグループインし、AIを脅威ではなく「武器」として活用する体制があります。広告業界に新たな解を生み出すため本気で取り組んでおり、時代の先端を走る会社だと思いました。

さらに、私自身の強みである獲得型広告の分野で人材を求めているという話もあり、自分が理想とする環境と会社の方向性が一致していると感じたんです。

ーデジタル広告は未経験でFUSIONに入社されていますが、実際にどのように仕事を進めているのでしょうか。

1年目の若手に「ここってどうしてこうなるの?」と聞いたり、分からない単語はあとで調べたり。これまでの経験を生かしつつ、知らないことは確認しながら進めています。みなさんきちんと教えてくれますが、「こんなことも知らないの?」と思われていることもあるかもしれません(笑)。

それに、代表の前田もよく言うのですが今のFUSIONの環境はカオスなんです。いろんなことがまだ整っていないので、その環境すらも楽しんで仕事をしていますね。

ーとはいえ、大変なことも多いのでは?

新しく挑戦することばかりなので、正直、大変、と感じる場面もあります。でも、この年でこんなに新しいことを吸収できて、それが仕事になっているって実はとても幸せなことなんだろうなと。
私は15年近くほぼ同じようなことを自分で続けてきて、成長をグラフ化するとずっと凪のような状態だったんです。でも、FUSIONに入社して数ヶ月でその成長曲線がぐっと跳ね上がった実感があります。

半年前の自分からすると今の状況は想像もつかないし、家族も面白がっていますよ(笑)。

20代の頃から、「表現の世界なら年をとっても、若い人と同じ目線で勝負できるんじゃないか」「50歳になってもワクワクしながら過ごせるんじゃないか」と考えていました。若い人たちと切磋琢磨しながら充実感を持って仕事できている今、「思い描いていた通りの未来だな」と感じていますね。

人生は長い。FUSIONで価値を高め続けた先にある未来

ー最後に、FUSIONに入社を考えている方へメッセージをお願いします。

お伝えしたいのは、「思っているよりも人生は長い」ということです。私は60代や70代になっても最前線の場所に立ち、ワクワクしながら仕事を続けていきたいと思っています。「この先どんなスキルを身につけていけば自分の価値が高まるのか」を逆算して仕事を選ぶのも良いのではないでしょうか。

FUSIONはデジタル広告の知見を持つ会社です。さらにノバセルグループにジョインしたことで、AIを「使う側」ではなく「つくる側」として、デジタル×AIで広告業界に新しい風穴を開けようとしています。年齢に関係なく挑戦できる環境や、FUSIONの描く未来に魅力を感じる方はぜひ一歩踏み出してみてください。

(取材・執筆=朝川真帆(@lovely_knot162)/撮影=宮澤あみ)