「代理店にいると、担当領域を点として見がちになる。でもインハウスでは企画から運用、効果検証まで全部自分たちでやるから、広告の流れが線として見えるようになりました。」
ノバセルとの統合を経て、新たなフェーズを迎えているFUSION。そんな変化の真っただ中に入社したのが、アカウントコンサルタントの村松さんです。広告代理店からキャリアをスタートし、前職のDONUTSグループでは約4年半、インハウスマーケターとしてBtoC・BtoB双方のプロダクトを担当。現在はFUSIONで、顧客対応からプロジェクトマネジメント、若手育成まで幅広く担っています。
代理店と事業会社、運用とフロント、プレイヤーとマネジメント——複数の境界線の「間」に立ち続けてきた村松さんが、FUSIONでどんな役割を担い、何に挑んでいるのか。話を聞きました。

村松 隼(むらまつ じゅん)
1995年愛知県生まれ。2018年より広告代理店にてキャリアをスタート。その後DONUTSグループに転職し、約4年半にわたりインハウスマーケターとしてBtoC・BtoB双方のプロダクトを担当。2026年3月よりFUSIONに参画。事業会社と代理店、両方を知るアカウントコンサルタントとして、顧客支援と若手育成に携わっている。
ーーまず、これまでのキャリアについて教えてください。
広告代理店からスタートして、その後DONUTSグループに転職し、約4年半インハウスマーケターとして働きました。BtoC・BtoB両方のプロダクトを担当し、ウェブ広告からアプリ広告まで、レポーティング、入稿、運用、戦略提案など、ダイレクトマーケティングに関わる業務を横断的に経験しました。
「カオスなフェーズ」に飛び込んだ、2つの理由
ーー転職先として、なぜFUSIONを選んだのでしょうか。
理由は「フェーズ」と「人」の2つです。
FUSIONを知った当初は、クリエイティブに強い代理店という印象でした。ただ調べていくと、ちょうどラクスルグループとしてノバセルと統合したばかりのタイミングだったんです。ノバセルのマーケティング上流とAI活用の強みと、FUSIONのクリエイティブやダイレクト領域の強みが掛け合わさることで、通常の代理店では出せない唯一無二のバリューが生まれるのではないかとワクワクしました。
正直、統合直後なので「中はかなりカオスなんだろうな」とも思っていました。でも、そのフェーズに事業会社出身の自分が飛び込むことで、カルチャー面でも経験面でも、面白い化学反応を起こせるのではないかという期待があったんです。
もうひとつは、「社内の人の良さ」、とりわけ、選考で出会った今の上長・楠さん(取締役CRO)の存在です。入社前から記事なども読んでいたのですが、実際に今仕事をしてみても前評判通りの方なのですが、当時「この人と一緒に仕事がしたい」と素直に思えたことが、最後の後押しになりました。

ーー今、FUSIONで担っている役割について教えてください。
アカウントコンサルタントとして、お客さまのダイレクト獲得支援を中心に、顧客対応と案件全体のプロジェクトマネジメントを担っています。
自分の役割を一言で表すなら、「フロント営業」というよりは「プロジェクトマネジメント」の人間だと思っています。広告の結果をきちんと出して、お客さまに認めてもらう。その積み重ねで関係を作っていくのが、自分のスタイルです。
加えて、若手メンバーの育成にも関わるようになりました。新卒メンバーや運用を学び始めたばかりのメンバー向けにオフィスアワーを設けたり、自分の案件に一緒に入ってもらいながらアドバイスしたりしています。最初からマネージャーとして入社したわけではないので、まずは代理店の仕事で結果を出す必要がある。その上で、中堅層として若手を支える役割も担う。今はそのハイブリッドな立ち位置です。

インハウスで培った”線”の視点が、代理店で光る
ーー事業会社から代理店に戻って、ギャップはありましたか?
ありましたね。前職では、スピード重視で「まず試す」ことが最優先でした。PDCAを速く回すことが当たり前で、社内で完結する仕事も多かったので、思いついた施策を起案してすぐ試す、という動き方をしていました。
代理店の場合は、お客さまに対してアウトプットする立場です。スピードはもちろん大事ですが、品質や正確性も同じように求められる。設定ミスが許されない世界で、デリバリーの責任を持つということは、インハウス時代には感覚として薄かった部分でした。
もうひとつは、売上を意識する必要があること。インハウスでは純粋に効果を追うだけでよかったのに対して、代理店ではお客さまに成果を出すことと、自社の売り上げを伸ばすことの両方を考える必要がある。
これらの両立は難しさでもありますが、“スピードだけではなく品質や正確性も”、“効果だけでなく売り上げも”、というどちらの視点にも立つことができているかなと思います。
ーー事業会社でのインハウス経験が様々な点で活きているんですね。
そうですね。とくに、広告を「点」ではなく「線」で見られるようになったと感じます。代理店では、フロント・運用・クリエイティブと役割ごとに仕事が分かれることが多い。でもインハウスでは、施策の企画から運用、効果検証、次の打ち手まで全部自分たちで見ます。だから、それぞれの領域がどうつながっているかが体感として分かる。
お客さま側がどういう事情で意思決定しているのか、どんなスピード感で動きたいのか、どこに不安を感じているのかなどを先回りして想像できるのは、インハウスにいたからこそだと思っています。そこは自分の強みにしていきたい部分ですね。

境界を越えながら、組織の力を底上げする
ーー仕事をするうえで、大切にしていることは何ですか?
「人を巻き込む」ことです。いや、正直なところ「補い合う」という感覚の方が近いかもしれません。自分一人で出せるバリューは大したことないと思っています。自分はフロント営業が得意なわけでもない。資料作成が特段うまいわけでもない。だからこそ、得意な人に頼る。苦手な部分は素直にお願いする。
一方で、自分がバリューを出せる領域——運用の知見や、インハウスで培った視点——それはチームを超えて積極的に提供していきたいです。頼るだけじゃなく、貢献できるところではちゃんと貢献する。その循環がチームはもちろん、組織全体のアウトプットの質を上げると思っています。

ーーこれからFUSIONで挑戦したいことを教えてください。
まずは、代理店としてのレベルをさらに上げたいです。広告代理店は本当にたくさんある。その中でFUSIONが選ばれ続けるためには、クリエイティブの強みだけでなく、運用力、LP、プロジェクトマネジメント、ノバセルとの連携——総合的な力をさらに底上げしていく必要があると思います。
そのために、今後は組織の土台づくりにも向き合いたいと思っています。若いメンバーが活躍しているFUSIONの強みをさらに伸ばすには、中堅層の役割が重要。自分がいなくても回るチームを作ることこそがマネジメントの理想だと思っているので、まずはそこを目指したいですね。今は、若手メンバーの育成にも注力するようになり、やり方を試行錯誤しているところです。
自分のようなキャリアだからこその、スキルや経験があると思うので、それを広げたり、掛け合わせながら、FUSIONが次のフェーズに進むための力になれたらと思っています。