「年次に関係なく挑戦できる環境で成長したい。自分の力で価値を生み出せる人になりたいと考えていました」「負の感情はあまりなくて、メンタルは強い方なんです」
こう話すのは、2023年に新卒でFUSIONに入社した久山さん。久山さんは、入社1年目で大手クライアントとのプロジェクトの最前線を任され、2年目にはブランドチームでマネジメントに挑戦。驚異的なスピードで成長を続けています。
しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。プレッシャーに押しつぶされそうになり、涙を流した夜もあったと語る久山さん。それでも挑戦を続けられた理由とは何だったのでしょうか。

久山 裕貴
2023年新卒入社。入社後、ビジネスプロデュース局に配属され、ビジネス・プロデューサーとしてクライアントの営業フロントを担当し、プロジェクトの進行管理を担う。
1年目は主にダイレクトチームで獲得型広告を担当していたが、2024年からブランドチームへ異動。認知施策を中心に、提案から納品までを担当しながら、マネジメントにも注力している。
想像以上の挑戦の機会と、支え合える仲間がここに。

ーーFUSIONに入社した理由を教えてください。
久山さん:
広告業界で、かつ大手ではなくベンチャーの企業を志望していました。
広告業界を志したのは、クリエイティブディレクターとして活躍する叔父の影響が大きかったです。また、自分の性格的に「自分で挑戦しながら学ぶ」スタイルが合っていたため、裁量権がある環境を求め、ベンチャー企業を志望しました。
なかでもFUSIONは幅広い事業を展開していて、クライアントの課題解決を本気で目指しているんだなと感じました。「必要な提案をすべて行い、なんとしてでも理想を実現する」──そんなスタンスが魅力的で、入社を決めましたね。
ーーFUSIONに惹かれた具体的なきっかけはありますか?
久山さん:
インターンシップの際に、社員の方の熱量を間近で感じたのがきっかけです。過去のプロジェクトについてお話を伺ったのですが、当時のFUSIONは社員数が現在の半分ほど。それにも関わらず、大企業と大きなプロジェクトを手がけていたんです。当時のプロジェクト担当者の方から詳しい話を聞き、会社の実力だけでなく、社員一人ひとりが自分たちの力で課題を解決しようと全力で挑む姿勢、熱意を肌で感じました。

ーー入社前に感じた印象と、実際に働いてみてのギャップはありましたか?
久山さん:
悪いギャップはなかったです。むしろ、いいギャップはありました。
私は、入社前から「年次に関係なく実力が評価され、裁量権を持てる環境に身を置きたい」と考えていました。そんな私ですら、実際に入社してみると「ここまでやらせてもらえるのか」と驚くほど、挑戦できる機会が多かったですね。
ーー新卒1年目で、大きなクライアント案件のフロントを担当したと聞きました。
久山さん:
はい。もともと私は、負の感情をあまり持たないタイプで、メンタルも強い方。ですが、当時はプレッシャーがあまりに大きく……入社して初めて泣いてしまいました(笑)。1年目の12月頃、会社内で最も取引額の大きいクライアント案件を担当していて、もともとはほかの先輩と2人体制で進めていたんです。しかし、フロントを担当していた方が別のプロジェクトに異動することになり、急遽、私が引き継ぐことに。
引き継いだ案件では、クライアント企業の執行役員の方に進捗を報告するミーティングが毎週行われました。新卒1年目の自分が、大企業の役員の方に資料を作成してプレゼンをする機会をもらえたのは、後から振り返るととても貴重な経験でしたね。知識や度胸もつきましたし、試行錯誤を重ねるなかで、わかりやすく構造的に話す力が身についたと思います。
こんな案件を1年目で経験できたのは、FUSIONだからこそ。入社して本当に良かったと感じています。

ーープレッシャーも大きかったと思いますが、どうやって壁を乗り越えましたか?
久山さん:
同期がいなければ、頑張れなかったと思います。特に、紅林という同期のおかげでこれまで多くの壁を乗り越えられました。恥ずかしいので、本人には言っていないんですけど……(笑)。
ちょうど彼もとても大変な時期で、タイミングが重なっていたんです。つらいときも軽いノリで「やるか!」と励まし合いながら、会社に残って2人で仕事をしたり、プライベートでも一緒に遊んだり。そんな関係が、とても支えになっていましたね。
ーー素敵ですね。同期だけでなく、先輩のサポートなどもありましたか?
久山さん:
もちろんです。先輩のサポートがなければ、やり遂げられなかったと思います。
ひどいときは、翌日の資料が深夜3時にようやく完成し、そのタイミングで先輩にフィードバックをもらうこともありました。力を貸してくれる先輩がいて、切磋琢磨できる仲間がいて。FUSIONのみなさんに支えられたからこそ、ここまでやってこられたのだと思います。
これから入社してくる方々も、FUSIONには仲間が支えてくれる環境が整っているので、ぜひ安心して挑戦していってほしいですね。
120%の努力とチームワークで生み出す最大の成果
ーー久山さんが仕事をする際に特に心がけていることを教えてください。
久山さん:
常に120%の力でコミットすることを意識しています。まだ経験の浅い私にとっての100%は、先輩方にとって70〜80%にすぎません。とはいえ、どれだけ経験値が違っても、FUSIONの社員として同じクオリティの成果を出すことが求められます。自分の成長のためにも、クライアントのためにも、「これで完璧だ」と思えるレベルを超えて準備するよう心がけているんです。
ーーその意識を持つようになったのはいつですか?

久山さん:
FUSIONの当時の執行役員が担当していた案件を引き継いだときからだと思います。私は、「久山に変わったからクオリティが落ちた」と思われたくなかったし、なにより言い訳をしたくなかった。クオリティを維持し、価値を提供し続けるためには、120%の努力をしよう。そう考えたことが、今のスタンスを持つようになったきっかけでしょうか。
営業としては、「案件に関する情報をすべて自分で理解する」ことも大切にしています。それは、いかなるときも、クライアントにとって最適な提案をするためです。専門外の領域をほかの方に頼ることもありますが、それではクライアントの要望に即座に対応できないときもあります。スケジュールがタイトな場合、誰かに頼っていては間に合いません。どんな状況でも自分で解決できる「突破力」を持つために、すべての業務を理解し、柔軟に対応できるよう努めています。
ーー現在のブランドチームに異動して、ほかに学んだことを教えてください。
久山さん:
・より視座を高く持って課題解決すること
・「チームで働き、成果を最大化する」という視点
この2点が特に大きな学びでした。
以前のダイレクトチームでは案件の進行管理が中心でしたが、異動後はクライアントとともに一から広告の戦略を考える機会が増えたんです。クライアントの抱える本質的な課題を捉えたり、長期的な目線で戦略を立てたりする力がついたと思います。
また、現在、かなり多くの部署と連携してプロジェクトを進めています。そのため、「適切な指示出し」や「ディレクション力」の重要性を改めて実感しましたね。チーム全体の数字管理も任されるようになり、個人の成果だけでなく、「チームとしてどう成果を最大化するか?」という視点も持てるようになったのは、大きな変化だなと思います。

ーー裁量権があると聞くと、「チームより、個の力が求められるのでは」と感じる方もいるかもしれません。
久山さん:
まったく、そんなことはないと思います。むしろ裁量権が大きく、社員が少ないからこそ、チームで取り組む必要がある。新卒1年目や2年目でも、通常であれば10年目以上の方が担当するような案件を任されることがあるので、一人の力では到底足りません。それに、どんな仕事でもチームで連携しながら進めることは必要です。これから入社される方も、個の力を高めるだけでなく、チームを巻き込んで成果をあげていってほしいですね。
成長できる=決して楽ではない環境。でも、一人じゃない
ーーFUSIONの魅力や、働いてみて感じたリアルな部分を教えてください。
久山さん:
挑戦の機会はとても多いです。私は26卒の面接を担当しているのですが、「1年目からどれくらいのことを任されるのか」とよく聞かれることがあります。回答としては、「実際、想像以上に多くのチャンスがあると思います」と伝えていて。
ただ、その分プレッシャーも大きく、正直かなり大変です。入ってから後悔してほしくないので、こういったリアルな部分も率直に伝えるようにしてます。ただ、大変ですが一人ではないので、仲間と助け合いながら挑戦し、できるだけ楽しんでほしいです!
ーー多くの挑戦を乗り越えてきた久山さんですが、これからどんなビジョンを描いていますか?
久山さん:
もともと私たちの代は、「未来の幹部候補」というスローガンのもと採用されました。なので、将来的には経営に近い立場で組織を動かせるよう、マネジメント力を磨いていきたいです。大企業だとそうもいかない場合が多いですが、この会社では、比較的早い段階で経営に携われるチャンスがあるので。
ーーありがとうございます。最後に、入社を考えている方に向けて、メッセージをお願いします!
久山さん:
FUSIONは、20代のうちに市場価値を高めたい方にとって最適な環境です。1年目から実践的な経験を積めるので、成長意欲のある方にはとてもいい職場だと思います。「現場で鍛えながら成長したい」「我こそはというガッツがある」そんな学生に、ぜひ入社してほしいです。
もちろん、成長の機会が多い分、決して楽な道のりではありません。ですが、たくさんの仲間が支えてくれる環境と、多くの壁…すなわち、「成長のチャンス」がここにはあります。
挑戦を楽しめる方は、ぜひFUSIONで一緒に未来を創っていきましょう!
(取材・執筆=朝川真帆/撮影=稲垣純也)